これまで株式会社スナジャパンのシニアコンサルタントが取り組んだ支援事例をご紹介します。
- 事例1:新規融資を受けて首都圏マーケット進出の足掛かりとなる新店舗を開店
- 企業A:タオル商品の企画販売会社
- 1. 相談内容
首都圏への販路拡大を行いたい - 2. 課題整理・分析
- 収益性の高い自社企画商品の直販強化が喫緊の課題
- 首都圏での常設店舗展開を計画したが、資金調達先の金融機関の理解を得るため、事業コンセプトの明確化、収支計画の具体化が必要
- 3. 解決策
- 首都圏での催事販売の実績を分析
- 出展した商談会でのバイヤーの意向などを反映させた事業コンセプト 「常設店舗で何をするのか」 を明確化
- 金融機関が納得する具体的な資金計画、収支計画の作成支援を提案
- 4. 成果
- 自社製品の強みを再確認することで、店舗レイアウト・商品構成・顧客ターゲット・ショールーム機能などを明確にイメージすることが出来ることとなり、スムーズな開店につながった
- 事例2:ターゲット別に切り口を変えた広報で新商品の販路を開拓
- 企業B:レトルト食品の開発、販売
- 1. 相談内容
- 販路拡大に繋がる戦略的広報活動を行いたい
- 2.課題整理・分析
- 独自スタイルの販売方法の訴求力が弱く、ターゲット別に用途がある本来の商品力が生かされていなかった。
- 商品の広告宣伝も計画性がなく、販売戦略の立案が課題であった
- 3.解決策の提案
- 訴求力を高める商品名の再検討
- 戦略的な広報計画の立案、効果的なプレスリリース作成を支援
- ターゲット毎に商品タイトルを変え、見せ方、売り方を変更、またターゲット毎に切り口を変えたプレスリリースを実施。
- 4.成果
- TV放映が実現し、新規商談が成立。マスコミ各社に取り上げられたことで、会社の知名度が格段に向上。
- 事例3:事業承継に向け資金繰り改善と販路拡大
- 企業C:水産加工業
- 1. 相談内容
- 円滑な事業継承を行いたい
- 2. 課題整理・分析
- 強み:原材料、加工製品の高い品質、通販及びレストランの実績、後継者がいる
- 弱み:資金の流れを管理する力が弱い、販路拡大にむけた営業力が弱い、商品開発には力を入れ、取引先からも評価されているが、基本的に待ちの姿勢
- 3. 解決策の提案
- 資金繰り:・資金繰り表作成、メインバンクとの打ち合わせ、活用可能な制度の調査
- 販路拡大:売上計画の作成、バイヤーの紹介、県の販路開拓事業への参加
- 4. 成果
- 資金繰り:運転資金の用途として短期の借り入れの合意を取得。
- 販路拡大に成功。東京での商談会にも参加。
- 事例4:助成金を活用した老舗酒蔵と地域との連携集客事業支援
- 企業D: 酒造メーカー
- 1. 相談内容
- 老朽化した酒蔵棟の保存改修の是非を相談したい
- 2. 課題整理・分析
- 作業効率の悪い旧来の大型生産設備の集約化が必要
- 老朽化して使わない酒蔵棟の再生活用、および改修資金調達が課題
- 解決策の提案
- 老朽化している生産設備の集約化を自己資金にて先行実施
- 助成金を活用して歴史的文化的価値のある酒蔵棟を改装。地域と連携した集客事業の拠点に変身させる。
- 成果
- 助成金活用の事業に採択され、老朽化した酒蔵棟が地域の観光交流拠点として整備された。
- 事例5:道後温泉の老舗旅館が地元ジビエを活用して新しい魅力づくりに成功
- 企業E: 老舗旅館
- 1. 相談内容
- 宿泊者減少への対応のため、「食」を柱とした魅力アップの選択肢として地元食材を活用したメニュー開発を検討したい
- 2. 課題整理・分析
- 安心安全で安定的な食材仕入ルート探し
- 加工度の高いセットメニューの開発と調理スタッフの料理手法習得
- 効果的な広報宣伝の実施
- 3. 解決策の提案
- 県内の食材調査を実施し、安定供給が可能な食材を決定、商談を提案
- 和食だけでなくフレンチおよび中華のメニュー開発を進め、開発したメニューをPRする試食会による情報発信を提案
- 4. 成果
- 新たなコース料理が完成。宿泊プランに組み込み販売を開始、宿泊者から好評を得た。
- メディア対応に成功。地元テレビ局のニュース番組に取り上げられ、新聞でも紹介された。
- 専用の食器に地元の陶器を使用するなど、宿泊だけでなく観光関連の地元企業との連携が進んだ。