三重県産GAP認証・農福連携野菜の販路拡大事業をコンサルティング

スナジャパンでは、東京オリ・パラ2020に向けて三重県が進める三重県産GAP認証・農福連携野菜(「三重なばな」)等の活用促進事業を、一般社団法人日本パラスポーツ推進機構と共に受託していましたが、3カ月間の契約期間を終え、ニーズ調査や、試作調理、フェア開催などすべての事業を無事完了しました。

パンフレット1

三重県の障がい者就労支援施設がGAP認証取得

三重県の伝統野菜「三重なばな」は障がい者就労支援施設の「シグマファームとういん」をはじめ近隣の農家で栽培されています。「なばな」の生産量では全国一位となっています。三重県は、海産物では伊勢海老をはじめ有名な地域食材が育っていますが、これまで野菜については目立ったものがありませんでした。事業者のGAP認証取得に三重県は積極的に取り組んでおり、障がい者就労支援施設が三重県で初めてグローバルGAPを取得しました。ホテルや社員食堂運営事業者は安心してこうした野菜を活用することが出来ました。

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日本パラスポーツ推進機構との共同事業

オリパラを睨んで、三重県食材をいち早く首都圏で販路拡大を狙う三重県は、日本パラスポーツ推進機構の農福連携マルシェによる情報発信力と、スナジャパンの持つ企業ネットワーク力を活用し、ホテルや社員食堂などでの活用を通して、三重県食材の認知度向上を目指しました。

JICA東京メニュー

ニーズ調査・試作調理・フエア開催と全ての事業を3カ月間で完遂

東京駅周辺のレストランやホテルでのニーズ調査や、社員食堂運営事業者・老舗すし店などの協力を得ながら、試作調理を実施し、意見集約を行いました。

三重なばな2019

また、最終的に、日本を代表する企業の社員食堂(ルネサスエレクトロニクス㈱)や高級ホテル(ホテルイースト21東京)、財界人の会員レストラン(日本工業倶楽部)、行列が出来る都心の洋食ダイニング (itsumo)、国の関連施設(JICA東京研修センター)、自治体のレストラン(中野区役所食堂)で三重県GAP認証・農福連携食材「三重なばな」などを使ったフェアを開催しました。

パンフレット2

これからも、自治体が推奨するGAP認証野菜や農福連携食材のPR並びに販路拡大に向けたコンサルティングをしていくことで、全国の障がい者就労支援施設で働く障がい者の工賃向上、ならびに自立に向けた就労支援をしていきます。

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